第十回 催眠療法 |
こんにちは、カウンセラーの山名です。今回のコラムでは僕の持っている資格、催眠療法士についてお話したいと思います。 催眠療法と言うとテレビでよく出てくるような人を操り変な事をさせると思われがちですが、実際にはそのような事はしません(ちなみにそのようなエンターテイメント的な催眠をステージ催眠と呼びます)。そのような深い催眠状態まで入れるには事前に何度も会い信頼関係を作り、そしてどのようなテクニックや言葉を使えば深い状態までその人を誘導できるのかを知っておく必要があります。もちろん、催眠状態に導くテクニックや言葉は個人差がありテレビのように何人もの人間が同時に深い催眠状態に入り行動を起こすという事は今だに解明されていない天才的なテクニックを持つ催眠療法士か、事前に何かしらの打ち合わせがあった人間達を巧みに使って行う以外にまず起こり得ないと言えます。催眠療法はアメリカでは医者が必ずその基礎技術は必須科目として学ばなければならないほど医療行為の一旦として認められている分野です。 それでは催眠療法とは一体何なのでしょうか?学派によって催眠療法の捉え方は違ってくると思いますが、まず催眠状態とは自分の非認識化に収められている情報を引き出しやすく、対話しやすい状態の事を指します。人間は実生活で新しく学んだ事を意識的に繰り返し練習する事により徐々に意識しなくてもその行動を行う事が出来るようになります。皆さん初めて補助輪無しで自転車に乗り始めた時の事を覚えているでしょうか?最初はバランスを上手く取れなく少し走ったらコケ、起き上がり、またコケ、あちらこちらから血を流しながら繰り返していくうちにバランスの取り方を覚えていきます。今自転車を乗れる方で毎回バランスの取り方や体の動かし方を意識的に考えて行っている人はいらっしゃいますか?恐らくいないですよね。それは、意識化で繰り返し練習した内容(情報)が非認識化に移行した為にもはや意識しなくてもその行動を行う事が出来るようになったのです。この事は何も自転車に乗るといったような身体的な事に限り起きているわけではありません。言動、顔の表情、性格、全ては生まれてからどこかの時点で学んだ事であり、反復練習を繰り返した事により非認識化に収められた情報なのです。このように非認識化には膨大な量の情報が収められていて、僕たちは知らず知らずのうちにその情報を引き出しながら毎日生活をしているのです。催眠療法ではその非認識化に新たな情報を加える、もしくは・およびその個人の非認識化から問題改善について一番有益な情報を引き出し認識化に組み込ませる事により問題の改善へと導きます。ここら辺が催眠療法は例えると医者の外科的手術だと言われている所以でしょう。 催眠療法は何もクライエントを深い催眠状態にいれる必要はありません。どのようなレベルの催眠状態でも効果は適切に表れます。また、催眠療法のコミュニケーション技術はあらゆる場面以外でも使え、僕も普段カウンセリング時でもそれらの技術を頻繁に使っています。 催眠療法にも学派があります。僕が学んだのはエリクソン派と呼ばれています。ここでの内容はその学派によって違うと思いますが、もしも皆さんご興味がありましたら一度催眠療法の世界を体験されてみてはいかがでしょうか? ココロ夢カウンセラー 山名和樹 |