第二回 僕がカウンセラーを目指した理由

皆さん、こんにちは。ココロ夢カウンセラーの山名です。コラム第二回目の今回は僕がカウンセラーになった理由についてお話したいと思います。

ご就職されている皆さんはどのような理由から今の職業を選ばれましたか?やりがいがありそうだった、自分の好きな事だった、給料がよかった等、色々とあるとは思いますが、僕の場合は「自分のやりたい事をやり続けていたら、いつの間にか職業になっていた。」です。

元々、僕はカウンセラーになりたいとは考えていませんでした。アメリカでは心理学とカウンセリングは別の分野です。当時、心理に興味があった僕は心理学を専攻していましたが、「アメリカでも心理系で就職するのは難しく、博士号まで取ってないとほとんどないよ。」と教授から言われていた僕は「将来は心理とは離れた分野で働くか。」と考えていました。

大学に通い始めてから 2 年程経ったある日の事です。何気無しに友達の所に電話をかけた所、何時もの明るい声とは違うどこまでも低いトーン。僕は思わず、「どうしたの?」と聞いたところ、少しの間考えた後、「電話では話しにくいから家に来てくれ。」という話。「何かとんでも無いことが起きているかも。」と直感的に感じた僕は夜も 10 時を回り、次の日の提出物がまだ完成していなかった事も省みずに一目散にその友人宅まで車を走らせました。

友人から聞いた話は想像以上に悲しく、辛い話でした。何事にも一生懸命で、生きる事に必死な人にどうして神様はそのような仕打ちをするのだろうと。。。僕は僕に出来る一番のサポートをする事をその友人に約束しました。

僕が出来た事。それは、何も出来ない事を知る事だけでした。あまりに弱く、知識も、経験も無い。友人を励ます言葉も思いつかず。せめてストレスを溜め込まないようにと車であちらこちらに連れて行ったり、努めて明るく振舞ったり。しかし、結局どれもこれもその場しのぎの物で、本当の意味の助けには到底及びません。自分が大切だと言っている友人がいざ問題を抱えた時には何も出来ない自分に歯がゆさを感じ続けていました。

問題解決というのは実は単純な発想にこそ糸口が隠されているのかもしれません。その問題は結局、別の人間からの一言の言葉により急速に解決に向かっていきました。その人が言った言葉は一言「したい事をすれば良い。」結局、僕はその言葉を発する事が出来なかった・・。

僕がカウンセリングを学んだ理由。それは、ただ自分を大切にしてくれる人を大切にしたく、そしてあの時言えなかった一言を、言えるような人間なりたいという思いからでした。

それからは、今まで何となくという感覚で続けていた勉強を集中してやるようになり(修士課程に入るには成績が必要な為)、本を読み、人と話。そうしているうちに心理学、そしてカウンセリングがどんどんと奥深く感じられ、生涯この勉強を続けていきたいと願うと同時に、これを職業とし自分を必要としてくれる人の為に働きたいと思うようになりました。

今自分がカウンセラーになって、あの時に言えなかった言葉が言えるようになったのかは分かりません。いえ、きっと今でも言えないのでしょう。なぜなら、世界には星の数ほど、人がいて、その数だけ必要な言葉が違うからです。ですので、その人が必要とする言葉をかけるのはある程度の偶然的な要素も作用してしまうと今では感じます。ただ、その星達の輝きをより際立たせる言葉のレパートリーは数多く持っていたいなとは思います。

ココロ夢カウンセラー

山名和樹

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