第二十七回 頑張れと言ってはいけない!?(うつ病のお話) |
こんにちはカウンセラーの山名です。 今日はうつ病とその病気に関わる人々の対処の仕方についてお話したいと思います。 現代社会でうつ病はメディア等に大きく取り上げられ、各地でそれに関する講演会等も頻繁に開かれていますが、まだまだ認知されていない部分があります。 そもそもうつ病とはなぜ起こるのでしょうか? それは脳内の情報伝達が外的(外部ストレス等)・内的(自責的思考・先天的原因等)要因により上手く行われなくなってしまった事によります。つまり、誰でもうつ病にかかる可能性があるというわけです。 うつ病は気分障害に分類され、症状の主たるものは気分的な要因に関わりますが、それだけではなく身体的にも影響を与える病気です。 うつ症状 ― 睡眠障害 ― 食欲不振 ― 体重の減少 ― 気力の落ち込み ― 思考能力の減退 ― 悲観 ― 自傷願望 (他害願望もみせる事がある) ― 慢性的な疲労感 ― めまい ― 頭痛 ― 肩こり ― 便秘 等 幸い現代には数多くのうつ病に有効な薬があります。ただ、薬だけの処方ではうつ病の根本的な解決にはならず、再発したり、薬の処方を止めた途端にうつ症状が強く現れたりという事がありますので、薬とカウンセリングは併用して受けるようにしましょう。 さて、うつ病の人間を自分の周りに抱えた場合はどのように対処すればよいのか?まず、僕達は気持ちが減退している相手に「がんばれ!」と応援する事になれています。しかし、否定的思考が考えを制圧しているうつ病の方に「がんばれ!」という言葉は「これ以上何を頑張るんだ?」と逆に追い詰める事になってしまいますので、応援する言葉はなるべくかけないようにしてください。それよりも、寝込んでいる時にはそっと見守り、何か行動を起こした時には影から支えるという行動の方が彼らにとっては大きな助けとなります。 残念ながら、それらの行動に対して感謝の言葉が返ってくる事は少なく、ほとんどの場合は行動そのものを否定したり、批判的な態度をとったりされてしまい、周りの人間は「自分は邪魔なのかな?」と考えてしまいがちです。しかし、彼らにとってはそれらの行動は本当に助かり感謝すべき行動であるのですが、うつ病特異の悲壮感がそれに対する感謝を表す事を押し殺させてしまっているのです。もちろん、人の事より自分の事が大事なわけですから、それ以上の助けをしろとは言いませんが、もしもうつ病にかかっている方が自分の大切な人であった場合や何とか助けたいと考える場合には、否定的言動や行動はにっこり笑って回避し、諦めずに影からのサポートを続けてあげて下さい。うつから解放された時にその方はきっと多大な感謝の気持ちをあなたに示してくれる事でしょう。 今現在うつ病に関する講演会は全国各地で行われています。自分には関係のない事と考えず、それらに積極的に参加し、いざという時に対応できるようにしましょう。また、上記の症状を感じている方はなるべく早く診察を受け、カウンセリングを受けるようにしましょう。何事も早期発見・早期治療が一番です。 ココロ夢カウンセラー 山名和樹 |