第二十八回 ストレス撃退法

こんにちはカウンセラーの山名です。

さて、このコラムをご覧下さっている皆さんの中にはカウンセラーはお話を聴くだけの人というイメージを強く持っている方も多い事でしょう。実はカウンセラーは生活習慣の改善等のアドバイスをすることもあるのです。特にうつ病等の気分障害を患っているクライエントの方は生活リズムが崩れやすい傾向にあります。ですので、一日のスケジュールについて話し合ったり、生活習慣改善についてのアドバイスをしたり、料理についてのアドバイスをしたりという事もあります(精神疾患の多くは栄養的な要素も関わりますので)。

僕の所にもうつ病等の気分障害の方は数多くいらっしゃり、その方たちに対して積極的にそういったアドバイスをしていますが、うつ病以外にも最近多い相談はストレスに関する問題です。一時期リストラ不安からのストレスを抱える方が多くなったのが社会的な問題となりましたが、幸か不幸か現在はその逆で「会社を辞めたいけど辞められない。」「休みが無い。」といった事にストレスを抱える方が多くなっているようです。

そういった方たちは大抵普段の生活は会社と家の往復のみであり、せっかく休日にも出勤しなければならなかったり、疲れて寝て一日が終わるといった所です。その方たちに行う僕の最初のアドバイスは「なるべく頻繁に行える趣味を持ち、それを実行していく。」というものですが大抵の方は「趣味をする時間がない。」もしくは「趣味がない。」という返答です。

趣味というのは何も「スポーツをする。」とか「映画を見る。」といった大きいものである必要はないのです。ウインドーショッピング、コーヒーを飲む、花を見るといった簡単なものでも十分に趣味となりうるのです。つまり、趣味とは単に自分が好きならばそれで良いという事です。

ストレスというのは自分の嫌な事や望まないことをした時に感じていくものです。つまり、嫌な事をした分だけストレスが溜まるのならば、その分だけ好きな事をしてストレスを抜いていく必要があるというわけです。残念ながら、現代社会では好きな事をして開放感を感じる機会よりも窮屈な思いをしてストレスを感じる機会の方が圧倒的に多いものです。ストレスを感じる頻度と開放感を感じる頻度を近づける為には私生活に溶け込ませる事の出来る簡単なストレス除去法が必須です(スポーツなどの大ストレス解消法以外の小ストレス解消法といった所ですね)。ですので、僕の 2 つ目のアドバイスは「あなたが私生活で簡単に行える趣味は何ですか?」というものです。

そして最後の 3 つ目のアドバイスですが、せっかく見つけた小ストレス解消法も実行しなければ意味がありません。しかし、会社から家に帰って趣味を実行するのは中々大変なものです。ですので、会社から家に帰る途中に上手く趣味を組み込ませるという事です。例えば、ゲームが好きならば帰りの電車でそれをするとか、会社が近いようならばお気に入りのコーヒーショップを見つけ、そこでおいしいコーヒーを毎日飲むとか、そうする事により時間を有効に活用する事ができ、自分に負担少なくストレス除去を行う事ができます。

趣味が仕事の方はストレス問題とは無縁かも知れませんが、そうでない場合は自分に合った毎日の生活の場面において頻繁に出来るストレス除去法を見つけていくことが、ストレスと共に生きる事を義務付けられた現代社会の処世術とも言えると思います。

ココロ夢カウンセラー

山名和樹

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