第二十九回 メンタル強化

こんにちはカウンセラーの山名です。今日は社会やスポーツ等のあらゆる場面で必要と叫ばれているメンタル面の強化方法についてお話します。

まずはメンタルと密接な関係にある緊張(プレッシャー)について。人は何故緊張を感じるのでしょうか?それは自分が自分の能力以上の事を要求されている場面において行おうとするからです。「人前で話すのが苦手なのに、大勢のいるところで話さなければいけない。」「試合で活躍しなければならない。」等。本番に強い人ならば良いのですが、多くの人間は残念ながら本番ではプレッシャーに負けてしまい、満足のいくパフォーマンスを行う事が出来ません。本当は本番だろうが練習だろうがやるべきこと、やれるべきことは一緒のはずなのです。「本番だからがんばろう!」「本番だからしっかり間違えずにやろう!」という考えは自分のプレッシャーを高める以外の効果を生み出す事はありません。

また「やれるかな?」「勝てるかな?」という考えも自己不安を助長させてしまいます。理論派の人は「自分は今までこういうことをしてきて、このような結果を得てきたのだから今回もやれる!」と一つ一つの経験を探りだし、「やれる!」という言葉の動機付けを行うと良いですが、そうでない人は単純に「自分は出来る!」「試合に勝てる!」と根拠なく一言で自分自身を鼓舞させても良いでしょう。ここで一番重要なのは「かな?」とか「だったら」等の仮定的な考えに自分を追いやるのではなく、「やれる。」とか「勝てる。」といったような断定的な考えをしていき、不安感を極力抑えるようにしていく事がメンタル面の強化につながります。

そして最後に必要な事は「覚悟を決めるという事」です。「自分は自分のベストを尽くすだけだ。」と自分自身に言い聞かせる事が大切です(現にそれしかできないわけですし)。本番直前に今までの復習ややらなければならない事を考えても遅い時が多く、逆にプレッシャーを強くしてしまう事の方が多いです。それよりも「自分は出来る。」「自分のベストを尽くす。」などの言葉を繰り返し言い聞かせていた方が復習等を考えるよりも本番でのパフォーマンス効果は高いでしょう。

本番が終わった後、その時始めて本番での反省点や今後の改善点を考えるようにしましょう。そういった発見が良い経験となり、次回本番時のメンタル要素につながっていくのです。

オリンピックの参加国の中にはカウンセラーを帯同させて、メンタル面の強化を図っている国もあります。また、欧米の一部のビジネスマンは定期的にカウンセリングを受けて、仕事が順調に進められるように自己のメンタル強化に努めている人もいます。自分への投資ですね。日本ではまだまだカウンセラーに対するイメージが確立しておらず、スポーツにカウンセラーが関わったりという事はほとんど行われていませんが、今後は日本においてもそういった分野にカウンセラーが積極的に介入していければスポーツやビジネスの分野の底上げになるのではないかと思います。

ココロ夢カウンセラー

山名和樹

カウンセリング 相談ルーム KNH心療所 ホームへ

カウンセラーコラム トップへ