第九回 カウンセラー養成校 |
こんにちは、カウンセラーの山名です。今回は巷でよく目にするカウンセラー養成校・プログラムについてお話したいと思います。 僕がアメリカから帰ってきて一番驚いたのがカウンセラー養成機関の多さです。上は大学院から下はそこら辺のカウンセラーがお金欲しさに開講しているものまで実に様々です。これからカウンセラーを目指されている皆さんにとっては、ここまで色々あると何処で教育を受ければ良いか迷ってしまいますよね。 僕の下にも「カウンセラーになりたいのですが、どこの養成機関に行けばよいのでしょうか?」というご質問をよくいただきます。その方々に言っている事は唯一つ「大学院に行くのが一番です。」 「あなたが大学院を卒業しているから、その価値を高めたくて言っているんでしょ。」と思われるかもしれませんが、その通りかもしれません(笑)。色々なカウンセラー養成機関のウエブページや資料をのぞき、カリキュラムを見ても、やはりその充実度、教育の質の高さで大学院と同等もしくは上回っている所は今の所見当たりません。 それでも何故多くの人が大学院よりも養成校を選んでしまうのでしょうか?一番の理由は恐らく金銭面的なものと手軽さ(入る際にテスト等を受ける必要が無い為)でしょうが、その他にも日本のカウンセリングの認知度の低さが挙げられます。日本ではカウンセラーと名乗り、業務を行う事に法律上の規制が無い為にカウンセラーに治療者としての意識の低さがまだまだ残り、そしてカウンセリング自体もテレビやラジオの人生相談と同等の扱いです。つまりわざわざ猛勉強をし、多額のお金を払って大学院に行ってまで行うような業務ではないという認識が強いです。 大学院を出たカウンセラーが持つ一番の売りは情報の新鮮さです。日進月歩の世界であるカウンセリング界で毎日その一線で研究をし、学会に参加し、最新情報を逐一得ている大学教授に学んだカウンセラーと日本でカウンセラーという業務が無かった頃から相談員として働き、自分の経験によってカウンセリングスタイルを確立した人間から学んだカウンセラー、一体どちらが信用に足るのか?それは分かりません。しかし、僕はカウンセリングは医療行為(日本ではそうだとは認められていません)だと思う以上、最新の研究で効果を立証された方法をカウンセラーは状況に応じて使いわける必要があると思っています。 大学院を出たカウンセラーが良いカウンセラーというわけではありませんが、業界的、世界的なカウンセラーとしての最低限の基準を満たしている事は確かだと思います。基準を満たしているという事はそれだけ信頼性は高いと言えると思います。海外のカウンセリング事情が情報として日本に多く伝えられてきた今日、クライエント、そして世間一般の基準は徐々に人生経験を持ったカウンセラーよりも、臨床経験と教育水準の高いカウンセラーに移行しつつあります。恐らく今後、日本のカウンセリング業界も法整備が進むにつれ、カウンセラーの基準は最低大学院修士課程卒業程度となっていく事でしょう。そのような理由から僕はこれからカウンセラーを目指される方には大学院を出た方が良いですよとこれからも勧めていくと思います。 ココロ夢カウンセラー 山名和樹 |