第十回 日本とアメリカの違い |
今回は日本とアメリカの高校のシステムの違いについてレポートしたいと思います。まず、アメリカの高校は始まるのが非常に早い!7時50分には既に一時間目が始まるのでそれまでには学校についていなければなりません。アメリカの高校では大抵の生徒がスクールバスに乗って通学しますが、ここWV州では16歳から運転免許が取れるので車で通学している生徒も多々います。何時も学校に行く前に生徒の駐車場に目を向けると何台ものBMWやマスタングの新車を見かけ、そのたびに「どんな親だ!」と一見、教育的指導のようだが実は嫉妬しているだけの感情が沸いてきます。朝ごはんは学校のカフェテリアでも食べられるので大抵の生徒は7時ぐらいには学校に来ているようです。ちなみに僕は遅刻の常習犯でした・・・。学校が始まると日本とは違い、アメリカでは生徒が先生のいるクラスにそれぞれの時間移動するので、50分毎に6分ある休憩の時間は移動の生徒で廊下がごった返します。廊下を歩く生徒を見ていると実に様々な人種が肩を並べてあるいていて、「きっと、マーチンルーサーキング牧師はこういう光景を夢みていたのだろうな〜。」という気にさせられます。当学校には制服はありませんが(最近アメリカでも制服着用の学校は増えているみたいですが)もちろん校則はあります。その中の一つに学校の中では帽子をかぶらない、ジャケットを先生の許可なしに着ない等があります。それをしている生徒はもちろん廊下を監視している先生に注意されます。自由の国アメリカでもやはりルールはルールといったところでしょうか?ちなみにアメリカでは、高校は一応義務教育の為、日本の高校よりもルールに関しては厳しい面があります。10時半ぐらいになると、最初のお昼休憩のグループがカフェテリアにやってきます。当学校は1400人程度の生徒がいるのでお昼休みは2回に分けてあります。生徒はそれぞれ自分のスケジュールの決まった時間にご飯を食べるわけです。当学校のカフェテリアには3つの違った種類の料理が用意され列で分けられています。一度列に並ぶとその列のものからしか取ってはいけません。つまり、肉も食べたいけど、野菜も多く食べたいなどという事はできません。一列目は肉料理(ハンバーガー等)、二列目は菜食主義者用、そして三列目はその二つを合わせた物がなれべられていました。ちなみに、10時半のお昼よりも、11時半からのお昼の方が人気はあり、常にカウンセラーの下に何とかしてくれと10時半のお昼を割り当てられた生徒は来るのですが、誰かしらが得をすれば誰かしらが損をするのが世の中です。ですので、よほどの理由が無い限り「無理!」と一言追い返します。学校はお昼休みを含めた計8時間、生徒は3時12分まで授業を受け、その後部活に入っている生徒は部活に、それ以外の生徒はスクールバス、もしくは自分の車で帰宅していきます。 アメリカでは授業中に先生の言う事を聞かない生徒には先生から通称、ホワイトカードというのが渡され、それをもらった生徒は副校長先生の所に怒られに行かなければなりません。ですので、アメリカの副校長先生は大抵普段から怖いイメージがあります(でも、実際には良い人ばかりですよ)。 高校三年生(4年生?)になると学校内で働く事が許され、生徒はそれぞれ自分が好きな部署で働き、お金は貰えませんが、単位を修得する事ができます。とはいっても、もちろん大した事はできなく、大抵の生徒は他の生徒と雑談したり、宿題をしていたりしていました。誰に聞いても「つまらな〜い。」という返事で、そんな生徒にちょっとした仕事を与えると目を輝かせて飛びついてき、他の生徒と争いながら仕事をとっていきます(若いエネルギーですか?)。 これは聞いた時には結構驚いたのですが、アメリカでは自宅学習が認められています。つまり、学校にきたくない生徒は来る必要はなく、自宅で高校の教材を勉強して卒業する事ができます。つまり、不登校問題などは無縁の話なのです。ですが、もちろん、自宅学習をするには何かしらの理由が必要で、大抵の生徒は親がいなくなってバイトに時間を費やさなければならなくなったとか、子供ができたのでその世話とかです。ちなみに、アメリカの高校には生徒の子供の為の保育所もあります(進んでいるといえば進んでいますね)。 余談ですが、アメリカの学校(特にうちの州の学校)は休校や遅延が多いです。雪が降るとほぼ100%次の日は遅延か休校になります。これは生徒は先生には喜ばしい話ですが、僕ら決められた時間数を働かなければいけないインターン生にとってはかなりの痛手となります(それでも休校と聞くと喜んでしまうのが人間の嵯峨)。アメリカの、特に僕が行っていた高校はとてもアットホームで義務教育の場とは思えないぐらい皆友好的でした。
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