第十一回 ニューインターン

 僕の高校でのインターンも終わりに差し掛かった時、マーシャル大学から新しいインターン生が来ました。この子はケーティーという名前でカウンセリングを専攻してから何個か一緒のクラスを取り、次第に仲良くなり、僕のカウンセリング学部での一番の友達になった子でした。彼女は僕の人生で初めてみる「完璧」な子で(僕の個人的意見ですが)、成績優秀、家は弁護士で金持ち、顔は元ハンティントン高校のホームカミングクイーン(年に一度学校に親、親戚を呼んで色々なイベントを行う日。その日に生徒の投票でそれぞれの学年の一番美人、美男子を決める)に3年連続で選ばれ、性格は誰にも気さくに話しかけ、「怒ったことあります?」というぐらい良い。。。こんな人本当に世の中にいるんですね。それはさておき、正直彼女が来てくれて、今まで一人で全ての雑用をこなし、英語がままならない中、毎日悪戦苦闘していた僕にとっては非常に嬉しかった。仕事は分担できるし、何よりも自分と年の近い、同じ事をやっている人が近くにいるのはそれだけで心強い。しかし、その期待とは裏腹、彼女が来てからも僕自身の仕事量は結局変わらなかった・・・。なぜなら、他のカウンセラー人達もいろいろと彼女に仕事を頼むようになり、単純にいままでよりも仕事が増えたため。どうやら、僕の英語力にその人達は疑問を抱いていて今まで僕に頼めていなかったみたいですね(泣)。

 僕のスーパーバイザーであるシュタンスプリング先生に「高校のイベントやスポーツの観戦等に行ったら、その時間をインターンの時間に換算しておいて良いから。」といわれていたのでケーティーと二人でハンティトン高校のフットボールの試合に行く事にしました。僕もインターンを早く終わらせたかったのと、自分の生徒が頑張ってる姿を見たかったのでずっと行きたいと思っていたんだけど、さすがに高校のフットボールを観ようという人は僕の周りにいなく、今まで行けずじまいだったのが、彼女のおかげでやっと行けるようになりました。フットボール場につくと、チケット売り場にいるはずのオバちゃんを探し始め、そのオバちゃんが見つかると事前に交渉しておいた通り無料で入れてくれ(用意周到?)、スタジアムの観覧席の階段を二人で上がっていき適当な場所を見つけて座り、観戦を始めたのもつかの間、結局試合そっちのけで雑談をしていました。その会話の中で彼女の本心を聞き、フィアンセとの遠距離恋愛の話を聞き、結婚の話を聞き、本当に良い子だな〜と思ったのと、世界どこでもこれぐらいの年の子が考える事は一緒なんだな〜とも感じました。試合はどうやらうちの高校の勝利で終わったらしく、僕たち二人は「あっそ」と興味なく、周りに流されるように帰途につきました。余談ですが、高校のフットボールといえども満席に近く、どうやら、金曜の夜はここでフットボールを見ることがこのエリアの人たちの生活の一部なんだな〜と感じました。

 ちなみに、ケーティーとはこの後も中学校でのインターンの時にも一緒になりました(同じビルにある小学校で彼女はインターンをしていました)。現在彼女は小学校のカウンセラーになり、この6月に結婚を控えてうきうき気分です。

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