第六回 高校でのカウンセリングインターン |
| インターンつまり研修生と言えば聞こえは良いが、はっきり言ってこま使いである。コピー取りや電話番。それに他のカウンセラー、生徒、先生への伝言板などなど。それらの雑務の合間に僕たちはカウンセラーの仕事を見たり、直接聞いたり、または教えられたりしながらカウンセラーの仕事を体験していくのである。特に僕の監督だったシュタンスプリング先生はさっと仕事を説明して、後は見学させるやり方なので、仕事を覚えるのも結構必死だったし大変だった。特にコンピューターを使った業務は、何をしているのかさっぱりで、あまり説明もしてくれなかったのに、ある日突然「これできるか?」と聞いてくるから。???の連続だった。
前にも書いた通り、生徒がカウンセラーのオフィスに来る主な理由はスケジュールの変更である。何もできない僕はシュタンスプリング先生がいない時に生徒が「スケジュールについて話したいんだけど・・」ときても、「先生が帰ってくるまで待ってて。」というしか出来なく、とても切ない・・・。でも、その瞬間を使って、なるべく生徒に話しかけるようにしていた。病院のカウンセラーと違って何月何日の何時にここで待ち合わせて・・・の問題について話し合いましょうというカウンセリングがほとんどない(というかまったくない)、高校カウンセラーはそういうちょっとした合間を使って、生徒との交流を深めたり、何か問題を抱えていないかどうか探ったりという作業が重要なのである。そういう努力の末、問題を抱えた時に生徒が自主的にカウンセラーのもとに来たり、はたまた生徒の普段との態度が違うといったような細かい所に気づくようになり、問題がエスカレートする前に行動を起こせるようになる。カウンセラーによってはお菓子を常において置いて、生徒が普段からオフィスに自由に出入りできるような環境作りをしているカウンセラーもいる。ベテランでこの仕事に真剣であるカウンセラーほど、そういう地道な作業を怠らないもんだと思った。 もちろん、雑用以外のカウンセラー的仕事をまかされる事もある。相談に来た子へのカウンセリングや生徒のスケジュール決め等。次回からは実際の活動の様子、及び感想等をレポートしていきます。
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